親子ともにお世話になった幼稚園の理事長先生

母である私が通った幼稚園に、自分の娘と息子を通わせることになりました。あの奈良の大和高田でも保育士を求めても慣れ親しんだ幼稚園に通わせることはとても不思議であり、感慨深いものでした。理事長先生が自分が通っていた時の新米先生で自分のことを覚えていてくれたことにとても驚き、うれしく思いました。様々な行事や送り迎えで園を訪れるたび理事長先生とは立ち話をさせていただき、とても柔和な先生の笑顔を見ることが毎日の楽しみになっていました。下の子が年長になる年に先生は体調を崩されてしまい、あまり園に顔を出せなくなってしまいました。どうも口コミでは奈良の保育園をどうかなとは思えてもその頃にはかなり病が進行しており、もう長く無いといわれていたそうです。秋の運動会で先生とお話しする機会があり、「あなたの孫はうちに通わせるんでしょ?私が見てあげるから任せときなさいよ」といたずらに笑っていたのを思い出します。その後下の子が小学2年になったこと訃報をお聞きしましたが、参列した式では多くの教え子や先生たちに見守られて幸せそうに見えました。いう事を聞かずわがままばかりな子供たちに真正面から向き合うことはかなり大変な仕事だと思いますが、とても素敵な仕事に出会われたんだなと少しうらやましくも感じました。かなり気の早い話ですが本当に孫ができたら同じ園に通うように言ってみようかなと思います。