数年前に就寝中右手の手の平がしびれるようになり、何か重い病気ではと不安を抱えて次の日の朝一番に病院へ。ただその当時はものすごい田舎に住んでいて、大きな総合病院に行くためには車で行く必要があったので、かかったのは町で唯一の内科のクリニックでした。血液検査などおそらくそのクリニックとしてはできるだけの検査をしたのですが、結局原因はわからないまま、痛み止めの薬をもらって帰ることに。数日様子をみたのですが、就寝中の手の平のしびれは改善せず、再び同じクリニックに行きました。しかし医者は「おかしいなぁ。別に悪い所はないですよ」といった感じ。とは言われても実際にしびれは一向に改善しないので、車を持っている友人に頼み、1時間以上離れた隣市の大きなクリニックに連れて行ってもらいました。最初に内科に診てもらって経緯を説明すると、外科に行った方がいいとのこと。同じクリニック内の外科で診てもらうと、すぐに「手根管症候群」という症状だということがわかりました。しびれの原因がはっきりとして、薬で症状は軽くなるという話を聞き一安心。治らない場合は注射による治療が必要とのことでしたが、いただいた薬を飲むと1週間ほどでしびれが治まりました。田舎の小さなクリニックでは病気の診断に限界があるんだなと実感した経験でした。
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