40歳という節目を迎え、これまで無頓着だった自分の肌と向き合うことにしました。きっかけは、妻から「怒っていないのに、どうしておでこにシワを寄せているの?」と聞かれたことでした。自分では普通の顔をしているつもりでしたが、いつの間にか額のしわが深い溝となり、真顔の状態でも薄っすらと線が残るようになっていたのです。重い腰を上げて、メンズ美容で評判のクリニックを訪れました。おでこのボトックスは、1回あたりの施術が驚くほど速いのが特徴です。受付を済ませてカウンセリングを受け、洗顔をしてから診察室に入ると、そこからはあっという間でした。医師が額の筋肉の動きをチェックし、数カ所にペンで印をつけ、チクチクと注射をしていきます。時間は5分もかからなかったと思います。痛みについても、インフルエンザの予防接種よりもずっと軽く、拍子抜けしたほどでした。施術当日は、少しおでこに重だるいような感覚がありましたが、日常生活には全く支障ありませんでした。翌日はまだ何も変わらず、「本当に効くのだろうか」と半信半疑でしたが、3日目の朝、劇的な変化が訪れました。眉をグッと持ち上げようとしても、額がピタッと止まって動かないのです。それでいて、目が開きにくいといった不便さは全くありません。1週間が経つと、おでこの皮膚がピーンと張って、まるでアイロンをかけた後のシャツのように滑らかになりました。驚いたのは、おでこのしわが消えただけで、顔全体が2〜3歳若返ったように見えることです。光が当たるとおでこが艶やかに反射し、これまでにない清潔感が出ました。これまで高価な美容液などを試したこともありましたが、これほど即効性があり、確実な変化をもたらすものは他にありませんでした。また、自分でも気づかなかった副次的効果がありました。ボトックスを打つ前は、無意識におでこに力を入れるせいで夕方になると頭が重くなる感覚がありましたが、筋肉がリラックスしたおかげで、目の疲れや頭の重さが軽減されたように感じます。男性が美容クリニックに通うのはハードルが高いと感じるかもしれませんが、一度この快適さを知ってしまうと、もっと早く来れば良かったと思うはずです。4ヶ月から6ヶ月ごとにメンテナンスが必要とのことですが、散髪に行くような感覚で、これからもおでこの平和を維持していこうと決めています。